LT1116/1010 MC/MM対応RIAA Phono Amp

     なかなか音質が良いと噂のIC LT1115とLT1010を使ったMC/MM対応のRIAAアンプをつくってみました。
このICは,以前は入手が難しかったのですが,現在秋月で扱いがあります。

LT1115 ⇒ http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-08466
LT1010 ⇒ http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-13244/

結構安くなりました。
 
       
  LT社のデータシート

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  回路は左の通りですが,yasumasuさんが,基板を頒布してましたので,購入。
サイトはここです⇒「電子機器を作る」http://cat0048.my.coocan.jp/index.htm

現在頒布されているかは不明ですが,比較的単純な回路ですので,
ユニバーサル基板でもできそうです。

ただこの基板,MM/MCの切り替えはアンプを開けて,ショートピンの操作が必要です。
このへんの改善するために,切り替え回路を追加して,アンプのフロントパネルで切り変えられるようにしました。

ゲインは40dB(MM)/60dB(MC)です
 
       
 基板の制作      
 
入手した基板

RIAA曲線の都合上いくつか特殊な抵抗等がありますが,
これは出品者様に提供していただきました。(回路図ご参照) 
  組み立ては簡単です。


問題はここの部分
 
       
 
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   師匠からMOSFETやPHOTOMOSFET等の回路を教えていただいたのですが,
 結果的に左のPS7200Kを使った回路に落ち着きました。


 配線図(例)
 
     
 基板うらに回路を組む    
 
基板のうらにちょうど頃合いのスペースがありましたので,
ここに切り替え回路(PmosFET)乗せてみました。
   
ここからトグルスイッチに配線します。
 
       
 
かなりシンプルにできました。
 
抵抗関係はトグルスイッチ側に 
 
       
 ケースに組み込む      
 ケースは,タカチのMB−8。
(190*300*85)

ケースは銀色なので,あまり見栄えが良くない。
そこで,フロント/リア側を黒く塗ってみました。

パーツの穴開け後,養生して,スプレーでサササーッと!
     
       
 
 
あとは,配線と固定 
 
       
 
しっかりした電源にトロイダルトランスをおごってます。
電源は±15V
   
リアアンプ側
ノイズレスのインレットを使いました
 
       
 
はじめMC/MM切り替えスイッチは
バックパネルに持ってきましたが・・・
   
あとでフロントに移しました。
 
       
 
それがこれです。
   
現在カートリッジはデノンのDL103LCUを使ってますが,
ご機嫌に鳴っています。
MCの繊細な音は代えがたいです。
 
       
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